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Vol.108 国勢調査人口と住民基本台帳人口

 マーケティングや様々な分析業務を行う中で重要な統計指標として人口データがあります。今回はこの人口データについて国勢調査での人口と住民基本台帳での人口を比較しながらその違いをみていきたいと思います。本来同じ人口なので近い時点のデータはほぼ同様な数値であるはずなのですが、結構差のある場合もあります。

1.全国ベースでの比較

 国勢調査人口と住民基本台帳人口は、国勢調査時点の常住地と住民登録地との食い違いにより差が生じると考えられます。しかし、全国計の人口でみれば地域間のこの違いは相殺されるため、差は小さいのではないかと思われますが、具体的にどの程度の差があるのかを見ていきましょう。 read more

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Vol.107 未来の五輪選手代表はあなたのすぐそばに!?

 2月9日~25日の17日間、そして3月9日~18日の10日間に亘っての平昌オリンピック・パラリンピックが無事、閉幕を迎えました。
 日本勢メダル獲得数は冬季オリンピックでは過去最多となる計13個(金×4、銀×5、銅×4)に達し、私たちに感動と興奮をもたらしてくれました。
 パラリンピックでも計10個(金×3、銀×4、銅×3)と前回のソチオリンピック(計6個)を上回り、歴代3位の獲得数という結果となりました。 read more

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Vol.90 法人版マイナンバーの商業利用の可能性

1.きっかけ

 昨年10月頃から、各世帯に「マイナンバー(正式:個人番号)」の通知書が届けられましたが、これと同時期に「法人版マイナンバー(正式:法人番号)」というものが、各法人に届けられました。
 両者の違いは「個人」と「法人」という大きな違いの他、以下のような違いがあります。 

個人番号と法人番号の比較

※「国税庁/法人番号公表サイト」http://www.houjin-bangou.nta.go.jp/

 このように「法人版マイナンバー」は「国税庁/法人番号公表サイト」から月次更新で全て公開されており、しかも誰しもが自由に利用できるとあって、当番号の活用例としてある「取引情報の集約による業務の効率化」(内向き)利用以外に、マーケティングの世界でビジネス(外向き)利用ができないか、と個人的に思ったのが始まりです。
 具体的には、3項目とはいえ法人情報が個別リストで入手できますので、例えば決算機能を持つ本社の分布の把握などがまず考えられます。
 いまのところ同種の統計データとなると、小地域単位では5年に2回実施される「経済センサス」の調査結果を500mメッシュ単位に集約した「企業数」または「会社数」のみであり、「法人版マイナンバー」は、これよりも細かい粒度で扱え、かつ高鮮度の情報であるため、以前から「経済センサス」を補間するデータとして期待していましたので、これを機会に「法人版マイナンバー」の内容調査に取りかかりました。 read more

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Vol.72 活用していますか?「中小企業経営のバイブル」

 新しい年度が始まり、心機一転、新しいことを始めたり、新たな気持ちで仕事や学業に取り組んでいる方も多いと思います。
 今回のレポートは、企業経営、それも中小企業経営のバイブルともいうべき書籍をテーマにお送りしたいと思います。

1.経営のバイブル?

 「企業経営のバイブル」でネット検索すると、「ドラッカー」をはじめ、さまざまな書籍が検索されます。
 今回のテーマとなる「企業経営のバイブル」は、我が国の企業の99.7%を占める中小企業をターゲットとしたもので、毎年この時期に中小企業庁が編集・発行する「中小企業施策利用ガイドブック」(以下、「ガイドブック」)です。
 失礼な言い方になるかもしれませんが、この「ガイドブック」は知る人ぞ知る書籍で、この存在や中小企業施策・事業を知っている経営者の方は多くないと思います。筆者の業務の中でも、アンケート調査などで「どこで、どのような施策・事業があり、誰がその支援を受けられるのか、どのようなメリットがあるのかわからない」といった事業者の意見が見受けられます。
 しかし、経営者や経営者をサポートする中小企業診断士、経営コンサルタントにとっても、中小企業白書と並ぶ、まさに「バイブル」的存在である書籍なのです。 read more

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Vol.70 地域分析とGIS

 今回はこれまでと雰囲気ががらっと変わってしまいますが、「地域分析とGIS」というテーマで、考えてみたいと思います。
 大変マニアックな内容になりますので読む人を選ぶと思いますが、このタイトルに関心がある人には、きっと興味深い内容になるはずです。

1.当社の紹介

 本題に入る前に、恐縮ながらまずは当社のことについてご紹介させて下さい。
 当社は1961年の創立です。今年が2015年ですから54年前になります。創業当時は調査会社としてスタートし、自治体の世論調査やテレビの視聴率調査、大手新聞社の市場調査などを主な業務としていました。
 その頃から調査・分析ノウハウのシステム化にも取り組んでおり、創立後10年までには大型電算機を導入していました。
 大型電算機は今でいうとスーパーコンピュータのようなもので当時の金額でも億単位の投資になりますから、従業員数が10人前後の規模でそのようなシステムを導入している会社はありませんでした。 read more

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Vol.41 2010年国勢調査結果が公開されました!!

 総務省統計局から2010年の国勢調査の結果が一部公開されました。詳細は下記URLを参照ください。

 http://www.e-stat.go.jp/estat/html/NewList/000001039448/NewList-000001039448.html

 そこでいくつかの指標をみてみようと思います。

1.人口が多い地域はどこだろう?

2010年国勢調査人口 TOP50

2010年国勢調査人口 TOP50

 上記の表を見ると、東京都江東区、町田市、東京都品川区で5ランクアップし、尼崎市、和歌山市で4ランク、横須賀市で6ランクダウンと大きなランクの変動がみられますが、概ね前回(2005年)と同じようなランクとなっています。また、表中の上位10位の中では東京都内の市区が多い中でもうすぐ政令指定都市になる熊本市が入っています。 read more

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Vol.38 あなたは、いま「幸せ」ですか

 2011年も終わりに近づいてきました。

 2011年の最も大きな出来事をあげるとすれば、それは東日本大震災でしょう。
 震災から9ヶ月が過ぎた現在も復興への道のりは遠く、いまだ数多くの被災者が避難生活を余儀なくされています。
 今回の地震は非常に規模が大きく、東北地方全域に被害が及んだことに加え、地震によって引き起こされた津波や原子力発電所の事故も発生し、甚大な被害をもたらす結果となりました。
 住みなれた家や学校が濁流にのまれていく様子をテレビやネットでリアルタイムで見た多くの人が、日常生活が一瞬のうちに崩壊することがあるという事実に大きなショックを受けたことでしょう。
 
 一方、この戦後最大の危機と言われる状況のなかで、人々の価値観や人生観も大きく変わったと言われています。人と人との「絆」の大切さを再認識し、個人個人が「被災地のために自分ができることは何か」を考え、自分にできることをやろうとしています。
 
 昔から「知恵のあるものは知恵を出せ、知恵のないものは汗を出せ」という言葉があります。この言葉通り、震災後すぐにIT関連企業は被災地を支援する企業や公共団体、NPO団体などを対象としたサービスの無償提供を行いました。
 被災地に行って復旧作業を行うボランティアも全国から集まりました(私の友人も、GW期間中にがれき撤去のボランティアに向かいました。彼らは1週間以上風呂にも入らず、車の中で寝泊まりしながら、ひたすらがれきの撤去作業を続けました。)
 日本赤十字には莫大な金額の義援金が寄せられ、今も増え続けています。
 東北地方の特産品を積極的に購入しようとする人や、少し被災地の状況が落ち着いてきたこともあり、東北地方に旅行することで地域での消費を増やそうと考える人もいます。皆が被災地支援のために動いています。
 
 震災をきっかけとして、多くの人が「幸せって何だろう」と考え始めているように思います。
 もちろん何を「幸せ」と感じるかは人それぞれですし、同じ人でも毎日、あるいはその時々の気分によってもその度合いは違うことでしょう。
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Vol.31 中小企業実態基本調査結果からみた地域の特徴

 今回のレポートは、中小企業庁が毎年実施している「中小企業実態基本調査」の都道府県別集計結果を利用して、地域の特徴を見ていきたいと思います。

1.中小企業の定義

 まずは「中小企業の定義」についてふれておきます。
 中小企業基本法(以下、基本法)による中小企業は、業種と資本金と従業員数で以下のように定義されています。

chusyo_teigi1

出所:中小企業庁ホームページ(http://www.chusho.meti.go.jp/soshiki/teigi.html read more

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Vol.30 「経済センサス」と「事業所・企業統計調査」のデータの時系列比較は可能か?

はじめに

 平成23年3月1日に総務省統計局より「平成21年経済センサス-基礎調査」の速報値が公表されました。
 この『経済センサス』は、我が国の経済活動を同一時点で網羅的に把握する統計調査として、「事業所・企業統計調査」などの大規模統計調査を見直し、新たに創設された調査です。
 『経済センサス』は「基礎調査」と「活動調査」に分かれており、今回、速報値が公表されたのは「基礎調査」の調査結果です。
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Vol.27 「全国イノベーション調査」という統計調査をご存知ですか?

 年明け最初のレポートは、今年の干支「卯年」から筆者が連想したテーマでお届けしたいと思います。
 何を連想したか・・・ウサギから連想するのは「跳ねる」⇒「跳躍」です。ここまではありきたりなのですが、筆者は「跳躍」から「イノベーション」を連想しました。
 なぜ「跳躍」から「イノベーション」なのか?それは、技術の進歩を時系列で見ると、下のようなS字型の曲線を描くと言われており、「跳躍」がこのカーブを想起させたというわけです。

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