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Vol.107 未来の五輪選手代表はあなたのすぐそばに!?

 

 2月9日~25日の17日間、そして3月9日~18日の10日間に亘っての平昌オリンピック・パラリンピックが無事、閉幕を迎えました。
 日本勢メダル獲得数は冬季オリンピックでは過去最多となる計13個(金×4、銀×5、銅×4)に達し、私たちに感動と興奮をもたらしてくれました。
 パラリンピックでも計10個(金×3、銀×4、銅×3)と前回のソチオリンピック(計6個)を上回り、歴代3位の獲得数という結果となりました。

 その中で私個人が一番感動したのは、カーリング女子の試合でした。
 ハウスと呼ばれる中心円の中へストーンをいかに多く入れるか、また相手のストーンをいかに最少点で抑えるか、戦略性の高いスポーツでテレビを見ていてすごく面白かったです。

 試合中での会話で北海道独特のイントネーションによる「そだね~」というも言葉も話題となりました。
 早くも流行語大賞の有力候補にあげられる等今後、カーリングの注目度はあがっていきそうですね。

 さてここからが本題となりますが、近年の日本国内のスポーツをしている人(競技人口)の変化について調べていきたいと思います。

 

1.種類別競技人口及び年齢別の行動者比率について

 まずは、満10歳以上を対象としたスポーツの種類による行動者率のグラフをご覧下さい。

※仕事として行っている人、学校行事で行っている児童・生徒・学生は調査対象外。

図1:「スポーツ」の種類別行動者率(平成23年、28年)
図1:「スポーツ」の種類別行動者率(平成23年、28年)

 平成23年と比べ、ここ5年でスポーツを始めた人が増えていることが見受けられます。
 その中でも「ウォーキング・軽い体操」が群を抜いており、次いで「器具を使ったトレーニング」となっています。
 気軽に出来る運動ということでジムへ通う人が増えていった表れだと推測できますね。
 筆者も一時期、ダイエットを目的に通っていたことがありました。

 さらに、年齢別でも見ていきましょう。

表1:「スポーツ」の種類、年齢階級別行動者率-上位10種類-(平成28年)
表1-1:「スポーツ」の種類、年齢階級別行動者率-上位10種類-(平成28年)
表1-2:「スポーツ」の種類、年齢階級別行動者率-上位10種類-(平成28年)

 表を見ますと全世代に人気があるスポーツは、「ウォーキング・軽い体操」「ボウリング」で上位5位以内にランクインされており、15歳以上からは「器具を使ったトレーニング」も人気となっています。
 やはり手軽に行える代表的なスポーツとして、幅広い年齢層に人気がありますね。

 また、ここで注目する点として10~14歳では「水泳」が最も高くなっています。
 それを裏付ける内容として以下のような調査結果も出ています。

表2:子どもの習い事アンケート調査結果(平成29年)
表2:子どもの習い事アンケート調査結果(スポーツ種類別)

表3:子どもの習い事アンケート調査結果-未就学児・小学校低学年・高学年別-(平成29年)
表3:子どもの習い事アンケート調査結果(未就学児・小学校低学年・高学年別)

 実に全体の4割が水泳を習っており、未就学児・小学校低学年・高学年のいずれでも第1位という結果が出ています。
 習わせる理由として、「喘息の対策」「体力作り」等の体力強化や「小学校では熱心に泳ぎを教えてくれない」等の理由が考えられます。
 筆者も幼稚園~小学校低学年までスイミングスクールに通っていましたので、その内の1人ですね。

 

2.総合型地域スポーツクラブ育成クラブ数について

 続いては全国の総合型地域スポーツクラブ育成クラブ数及び育成率を年毎に表したグラフとなります。

※総合型地域スポーツクラブ・・・「幅広い世代の人々が各自の興味関心・競技レベルに合わせ、多種多様なスポーツに触れる機会を提供する地域住民により自主的・主体的に運営されるスポーツクラブ」と定義され、国や関連団体が支援し育成しています。

※クラブ育成率・・・創設済もしくは創設準備中のスポーツクラブがある市区町村の数を全国の市区町村の数で除した割合。

図2:統合型地域スポーツクラブ育成状況の推移
図2:統合型地域スポーツクラブ育成状況の推移

 ご覧の通り、年々クラブ数は増加していることが分かります。
 育成クラブ数は平成14年度から増加傾向にあり、平成29年度には実に約7倍にもクラブ数が増えています。
 これは競技人口が増加している表れなのかもしれませんね。
 また、H16年度~H17年度にかけてはクラブ数が一気に2倍近く増えています。
 当時を振り返るとH16年度は、アテネオリンピックが開催された年でもあります。
 アテネオリンピックでの日本メダル獲得数は当時、過去最高の計37個を達成しました。
 またみなさんも記憶にあるかと思いますが、競泳_北島康介選手の流行語大賞にも選ばれました「チョー気持ちいい」が話題となったオリンピックでもありました。
 クラブ数が急増したきっかけの1つだと個人的にすごく納得がいきました。
 次に会員規模別でも見ていきましょう。

図3:クラブ会員規模・総会員の内訳
図3:クラブ会員規模・総会員の内訳

 会員規模としては「101~300人」が最も多く、次いで「1~100人」となっています。
 また、年齢別でいうと「小学生」が最も多く、次いで「70歳以上」という結果となっています。
 これから「体力作り・健康維持向上の為運動したい」「友達を増やしたい」と思っている方は、クラブ活動も選択の一つとして考えてみては如何でしょうか?

 

3.地域差で見るアウトドアスポーツについて

 ここでは代表的なアウトドアスポーツを地域の観点からどのように差が表れているのか見ていきます。

表4:「アウトドアスポーツ」の種類,都道府県別行動者率-上位10都道府県-(平成28年)
表4:「アウトドアスポーツ」の種類,都道府県別行動者率-上位10都道府県-(平成28年)

図4:「アウトドアスポーツ」の種類、都道府県別行動者率(平成28年)
図4-1:「アウトドアスポーツ」の種類、都道府県別行動者率(平成28年)
図4-2:「アウトドアスポーツ」の種類、都道府県別行動者率(平成28年)

 都道府県別で確認しますと「登山・ハイキング」は関東・近畿地方、「スキー・スノーボード」は東日本、「つり」は西日本の行動者率が高くなってます。
 関東では「高尾山(東京)」や「御岳山(東京)」、近畿では「六甲山(兵庫)」「比叡山(滋賀)」等初心者でも訪れやすい代表的な山が多々あること、釣りに関しても温暖なことや魚種の豊富さ等が起因しているのかもしれませんね。

 最後に当社ホームページで公開しているwebマッピングサービス「47maps」を紹介致します。
 当社では社会生活基本調査を使用して当社独自に推計を行った種類別のスポーツ人口データ等を取り扱っており、それらのデータを元に地図上にマッピングすることができる機能がこの47mapsには備わっています。
また、国勢調査人口・世帯数、同伸び率等のデータも取り扱っているので、同様にマッピングすることが可能です。
 下記、リンクよりどなたでも無料で利用することが出来ますので、ご興味ある方は是非、アクセスしてみて下さい。

nsc47mapsによるマッピングイメージ
☆☆☆ nsc47mapsへのリンク ☆☆☆

 

4.最後に

 如何でしたでしょうか?
 何らかのスポーツを始めた人は年々増加傾向にあるようです。
 私も体を動かすことが好きなので、テレビを見てやってみたいなと思うことはしょっちゅうあります。
 来る2020年には待ちに待った東京オリンピックが開催されます。
 スポーツをしている人口(競技人口)増加の後押しなのか、近年では才能ある若い選手が次々と誕生しているので、日本勢によるメダルラッシュの期待は大きく、今から楽しみですね。

 

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